Netflix 映画「時の面影」がこの時代に伝えたかったこと[ネタバレ考察・感想]

過去から未来へともたらされるもの

こんにちはJessie(ジェシー)です。
今回紹介するのは 映画「時の面影」です。

最近Netflix(ネットフリックス)に入ってきたこの映画はもう観ましたか?
キャリー・マリガンとレイフ・ファインズが出演するイギリスの考古学者の物語の今作が何を伝えたかったのかを考察してみました。

ここでは映画「時の面影」の情報・あらすじ・監督・キャスト・見所・感想(ネタバレ含む)をレビューしていきます。

作品情報

原題The Dig
監督サイモン・ストーン / Simon Stone
脚本モイラ・バフィーニ / Moira Buffini
(本)ジョン・プレストン / John Preston
出演キャリー・マリガン / Carey Mulligan
レイフ・ファインズ / Ralph Fiennes
リリー・ジェームズ / Lily James
制作年2021
上映時間112min

映画「時の面影」のあらすじ

サットンフーの遺跡発見の実話を元に作られたストーリーで、農地を所有する裕福な未亡人が学歴がない経験豊富なアマチュア考古学者を雇い何が埋まっているか分からない塚を掘り起こすが、時代は第二次世界大戦間近だった。

映画「時の面影」の監督

映画「時の面影」の監督はサイモン・ストーン

https://en.wikipedia.org/

1985年オーストラリア生まれの俳優兼監督

ヨーロッパではかなり有名な劇場監督だった彼は2015年に映画”The Daughter “で長編映画を初監督する。
今作の「時の面影」は彼にとって2作目の長編映画になる。

映画「時の面影」のキャスト

エディス・プリティ役

acq5.com

映画「時の面影」でエディス・プリティ役を演じるのはキャリー・マリガン

1985年にイギリスのロンドンで生まれた彼女は3歳の時からドイツのインターナショナルスクールに通っていた。
イギリスに戻ってからは演劇の道に進み2005年にはジョー・ライト監督の映画「プライドと偏見」のキティ役で映画デビューを果たす。

その後2009年にロネ・シェルフィグ監督の映画「17歳の肖像」での主演の優等生ジェニー役が高く評価され第82回アカデミー主演女優賞にノミネートされた。

最近では映画「華麗なるギャツビー」や映画「ドライブ」のアイリーン役などで出演していました。
若い役を演じてきた印象が多いですが、今作では発掘対象の土地を所有している裕福な未亡人を演じていますね。

キャリー・マリガン主演の映画「Promising Young Woman」(邦題未定)

https://womensagenda.com.au/

エディス・プリティ役を演じたキャリー・マリガンが主演を務める新作映画「Promising Young Woman」は日本での公開待ちになっている。

キャリー・マリガンが酔い潰れた女性をお持ち帰りしようとする男達に復讐する女性役を演じたダークコメディスリラー作品、とっても気になっています。

バジル・ブラウン役

cambridge-news.

映画「時の面影」でバジル・ブラウン役を演じるのはレイフ・ファインズ

1962年にイギリスで生まれた彼はシェイクスピア作品で劇場に多数出演し、1995年には「ハムレット」のブロードウェイ公園でトニー賞を獲得した。
映画には1992年から出演しており、映画「シンドラーのリスト」ではアカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞最優秀助演男優賞にノミネートされ国際的に有名になる。

その他にも映画「ハリーポッター」シリーズのヴォルデモート役としても有名な俳優ですね。
今作では無名の考古学者役として出演していました。どんな役でもしっかり演じきってしまうのがとても凄いですね。

ペギー・ピゴット役

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映画「時の面影」でペギー役を演じるのはレイフ・ファインズ

1989年イギリス生まれの彼女は2012年に映画「タイタンの逆襲」で長編映画デビューします。
2015年には映画「シンデレラ」で主演を演じ有名になり2017年に映画「ベイビードライバー」でデボラ役で出演しています。

今作では恋に落ちる若い考古学者の奥さん役で出演していました。
出演作品はまだまだ少ないですがとても期待されている若手女優さんですね。
今作もリリー・ジェームズ目当てで観た方も多いのではないでしょうか。


以下ネタバレを含みます。

映画「時の面影」の見所

映画「時の面影」の見所はこちらになります。

  • 映画「時の面影」は実際にあった事実を元に制作されている映画の為全てが上手くいくような都合主義なラストは待っていないというところ。
  • 映画で描かれた戦争直前の静寂さには寂しさと悲しさが入り混じった風が漂っていて、そこには必死に希望を見つけようとしている人達がいるというところ。

ここからこの見所を踏まえながら解説そして感想を書いています

映画「時の面影」の感想

映画「時の面影」では第二次世界大戦前が時代背景で、その”戦争前”という時代で人々が未来に何をもたらそうとしたのかという事を描いた映画だと解釈しました。

ブラウンが掘っていたのは遺跡という人間の過去でした。
戦争の飛行練習で飛んでいた飛行機はこれから起こる戦争という未来を描いていました。
やはり時代が戦争前という事もあり、今作では人間は未来よりも過去に希望を抱いて地面を掘り続ける。
地面には希望が埋まっているから。
これは戦争を知っている人達が空に、そこには希望がないと知っていたからなのかもしれない。

しかし子供達は違い、エディスの息子ロバートはとても想像力が豊かで、宇宙というもっともっと先の未来を見て、希望を見出していました。
それが顕著に表されていたのは願っても叶わず死にゆく母に何かしてあげたいとロバートがエディス(母)を船に乗せて空を航海するというシーン。
彼は船を宇宙船として捉えていて随分と先の未来を空想して希望を抱いていました。

人はそれぞれ色々なものにロマンを感じながらも戦争前という時代において希望というものを見出そうとしていたのでしょう。

他にも思うことはあって、映画のタイトルは英題では「The Dig」”Dig=ディグ”というのは掘るというシンプルな意味です。
ブラウンは遺跡を掘る考古学者なので普通だと感じます。
けれど映画を観賞してからタイトルを見ると過去を掘り起こすというのは遺跡というものだけではなくて、名前や生活、そして偉業といったものを掘り起こしているという意味なのかなと思いました。

原作の本やこの映画「時の面影」というのはまさにバジル・ブラウンという歴史に埋もれてしまった人の偉業を掘り起こしたと言えるでしょう。

人はそれぞれ色々なものにロマンを感じ、それぞれの時代を見ているのだが、全ては繋がっていてそれは一つの世界であるという事に気づかされます。
私たちの生活や環境は何百年後かには遺跡として扱われてるなんてどうも実感が沸かないですよね。

最後までご一読ありがとうございました。

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