アカデミー賞ノミネート映画「ミナリ」アジア系監督の描いた現実とは[ネタバレ考察/感想]

こんにちはJessie(ジェシー)です。
今回紹介するのは 映画「ミナリ」です。

アカデミー賞最有力とも謳われる今作を公開日に観賞する事ができたので実際どうだったの?てことで今回紹介させていただきます。

ここでは映画「ミナリ」の情報・あらすじ・監督・キャスト・サントラ・考察/感想(ネタバレ含む)をレビューしています。

作品情報

原題Minari
監督リー・アイザック・チョン / Lee・Isaac・Chung
脚本リー・アイザック・チョン / Lee・Isaac・Chung
出演スティーブン・ユアン / Steven Yeun
ハン・イェリ / Yeri Han
制作年2020
上映時間115min

映画「ミナリ」のあらすじ

舞台は80年代のアメリカ南部。韓国系移民の家族は夢を見てアメリカに来たものの困難な壁にぶち当たる。
そこで家族はどう生きるか。

映画「ミナリ」の監督

映画「ミナリ」の監督はリー・アイザック・チョン監督

https://www.nytimes.com/

彼はコロラド州生まれの映画監督。韓国系の移民の2世でアーカンソー辺りの農場で育った。

ユタ大学の映画課程の修士を取り卒業後、2007年に映画「Munyurangabo」で長編監督デビューを果たすとそれがカンヌ国際映画祭で高評価を得る。

その後の作品も高評価を得たリー・アイザック・チョン監督は今作の「ミナリ」を手がけた。

映画「ミナリ」はサンダンス映画祭でグランプリを取り、ゴールデングローブでも外国語映画賞にノミネートされた。

映画「ミナリ」のキャスト

父:ジェイコブ・イ役

映画「ミナリ」で父役のジェイコブ・イを演じたのはスティーブン・ユアン

https://ja.wikipedia.org/

スティーブン・ユアンはソウル生まれの韓国系アメリカ人。2010年頃からスタートしたドラマ「ウォーキングデッド」でグレン・リー役を好演。
グレン・リーはドラマの中でとても人気のキャラクターであり、ゾンビのいるような荒れ果てた世界の中でさえも人間らしさをしっかり持っている役でした。

この役で一気に人気俳優になった彼は2018年にイ・チャンドン監督の映画「バーニング」で主演を演じた。

映画「バーニング」はカンヌ国際映画祭のコンペディション部門でパルムドールを争った作品である。

母:モニカ・イ役

映画「ミナリ」で母役のモニカ・イを演じたのはハン・イェリ

http://entertain.naver.com

ハン・イェリは韓国での学生時代に思わぬ形で女優デビューする事となる。
というのも友人の手伝いで出演した短編映画でミジャンセンの映画祭の演技賞を受賞してしまったことが女優への一歩となったのだ。

その後も女優として映画に出続けた彼女は映画「ハナ奇跡の46日間」にぺ・ドゥナと共に出演し認知されるようになる。
今作の映画「ミナリ」でも多くのファンを得る事になるでしょう。

映画「ミナリ」の音楽

今回映画「ミナリ」で音楽を手掛けたのはエミール・モセリ

彼は2019年のジョー・タルポッド監督の映画「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」での音楽を担当していた方です。

ついでに映画「ミナリ」でのエンディングソングはRain Song という曲でハン・イェリが歌っています。
下に貼っておきますのでどうぞ。

映画「ミナリ」のタイトルが示すものとは

劇中でも説明がありましたがミナリというのは芹(せり)の事です。

芹はどこでもたくましく根を張り巡らせる事のできる植物。

そして、芹は2度目の旬が美味しいという植物でもあります。

「ミナリ」というタイトルが示す意味には子供達の世代がうまくいく様にと、親達が何か残そうとした。という意味にもなっていて今作のメタファーになっています。

考察・ネタバレ感想

映画「ミナリ」はアカデミー賞にノミネートされている事もあって既にみなさんの期待度は高いでしょう。

これだけでも多くの人が映画館へ走りそうなのにプラスして今作は今をときめくA24とブラピ率いるPlanBから出た作品。
こんなの観ない人はいないのでは?と思ってしまいます。。。
そんなことはさておき、今回筆者がこの映画から感じ取った事を物語をなぞりながら書いていきますね。

まず映画冒頭、これは千と千尋を思い出してしまうようなスタートです。
赤い車の後部座席には子供達。窓に映る景色は段々と木の生い茂る地へと写り変わり、子供達には不安が募る。
この後トンネルが出てくるのかな、なんて事を考えてしまう様な始まりでした。

終着点はトレーラーハウスがポツンとある草原。
画的にはとても美しいですが、現実はそんなに甘くなさそうです。

段々と分かってくる父のアメリカンドリームの様な異国での農業への夢。
それは何を示しているのかはミナリという言葉が示す意味だったのでしょう。

ポールというおかしなアメリカ人は毎週日曜には十字架を担いで道路を歩き続けている。
多分彼は朝鮮戦争時代に何か経験をし、十字架を背負っているのでしょう。
彼は熱心なキリスト教の信者であり、最初はイ家族も馬鹿にしていたが、段々と信頼を寄せる事となる。
神を信じた人らは上手くいき、嘲笑う人らには不運がつく。
宗教も含め家族は段々とアメリカに馴染んでいったという事が上手に描かれているシーンでした。

この映画は家族という関係をとても些細な事から演出している繊細な映画でしょう。
アジア系移民について描くのがとても上手だったのは監督自身の経験によるもの

家族は色々な困難に当たるも“ミナリ”の様に根強い関係を築き上げ、親たちは子供達の世代が上手くいくようにと奮闘する。
この映画はとても美しく、アジア系移民を上手に描いている作品でした。

今回はアカデミー賞最有力と言われる映画「ミナリ」を紹介しました。

最後までご一読いただきありがとうございました。

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